中学受験の塾を探すなら「塾タウン」

中学受験対策の学習塾なら「塾タウン」で!

中学受験について知りたい!

ここ数年、受験者が増え続けている中学受験。
ゆとり教育に対する不安もきっかけの一つとなり、首都圏での2009年の受験率は2割を超えるとも言われています。
また現在、日本全国で「公立中高一貫校」が新設・増設され、人気が集中。 2桁にのぼる受験倍率となった学校も少なくありません。
そこでこのページでは、いよいよ関心の集まる『中学受験』についての基礎知識を解説していきます!

受験をする?しない? どんな違いがあるの?

中学へ進学する際、2つのケースが考えられます。
無試験で地元の公立中学へ進学するケースと、受験を経て、私立中学や公立中高一貫校などへ進学するケース。
そもそも、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?

【メリット・デメリット】

① 無試験で地元の公立中学へ進学

メリット ・教育費の負担が少ない
・通学時間が短い

デメリット ・高校への内部進学制度はない
・週5日制のため、私立中学などと比べ授業時間が少ない場合もある

② 受験を経て私立中学などへ進学

メリット ・高校や大学に内部進学ができる学校が多い
・ブランド価値がある

デメリット ・教育費の負担が大きい
・通学時間が長くかかる場合もある
・受験生や家族への心身負担が大きい

【教育費の比較】

文部科学省によると、幼稚園から高校までにかかる学校種別の教育費は以下のようになっています。

学校種別にみた学習費総額
(文部科学省「平成18年度子どもの学習費調査」)
(注)
・学習費総額…
学校教育費、学校給食費および学校外活動費の合計
・学校教育費…
授業料、修学旅行・遠足費、入学金・施設設備費等学校納付金、
寄付金 、教科書費、文具等学用品、部活・学校行事等教科外活動費、通学交通費、
制服など)
・学校外活動費…
学習塾、家庭教師、家庭用参考書問題集、習い事の月謝など

受験先にもいろいろあります

ひとくちに『中学受験』といっても、学校の種類はさまざま。 それぞれの特色を生かした教育方針を打ち出しています。

① 私立中学校

特徴 日本全国に約700校ほどあり、特に首都圏と京阪神に集中。
学校ごとに独自の教育方針を持ち、個性が強い半面、全般的な
面倒見のよさも特徴となっています。
私立大学付属の学校では、大学までエスカレータ式に進学できるのも魅力です。

どんな試験をするの? 首都圏で主流となっているのが、2教科型(国語・算数)や4教科型(国語・算数・理科・社会)です。2科と4科の選択入試を行っているところもあります。 一方、関西圏では3教科型(国語・算数・理科)と4教科型、あるいはその選択制となっています。
そのほか、慶応義塾普通部(神奈川)や関西学院中学部(兵庫)、立命館(京都)などのように体育を課す学校もあります。
代表的な学校

首都圏 首都圏以外
男子校 開成、麻布、武蔵(以上御三家)、 駒場東邦、海城、栄光学園、聖光学院 など  函館ラ・サール、北嶺、岩手、灘、東大寺学園、 ラ・サール、甲陽学院、大阪星光学院、広島学院 など
女子校 桜蔭、女子学院、雙葉(以上女子御三家)、 豊島岡、晃華学園、白百合、フェリス など 函館白百合学園、藤女子、盛岡白百合学園、 ノートルダム清心、四天王寺 など
共学校 渋谷教育学園 渋谷、渋谷教育学園幕張、穎明館など 札幌日本大学、秋田大学教育文化学部付属、秀光、 白陵、愛光、洛南、岡山白陵、昭和薬科大学付属 など
② 国立大付属中学校
特徴 各都道府県に分散してあり、東京の国立中学は私立中学と同様に人気が高くなっています。
ただし、大学教育学部付属の研究機関という位置づけなので、ほとんどの学校で内部進学制度はありません。
そのため、生徒には自ら学ぶ態度が求められます。
どんな試験をするの? 学校ごとに選抜方法は異なります。
内容としては、筆記試験・運動能力試験・面接・小学校からの報告書、などの組み合わせが多いようです。
代表的な学校 筑波大付属駒場、筑波大付属、学芸大付属、お茶の水女子大付属 など
③ 公立中高一貫校
特徴 平成11年4月に宮崎県、岡山県で設立されて以来、全国各地での開校が相次いでいます。
平成20年度までに158校、平成21年度以降の新設予定は17校となっています。
県立千葉中学校のように、高い進学実績のある伝統校を母体にするケースが多くはなっていますが、実際にはまだ卒業生を出していない学校がほとんど。
現時点では、教育方針や内容に実験的要素があるのも事実と言えるでしょう。 どんな試験をするの? 改正学校教育法施行規則で「学力検査を行わない」とされていますが、
現状は「適性検査」という長文の出題があります。
教科横断的に知識を問う総合問題となっているので、個別の対策が必要です。

代表的な学校 首都圏
小石川中等教育学校、九段中等教育学校、両国高付属中、武蔵高付属中、並木中等教育学校、伊奈学園中、千葉中 など
 
首都圏以外
御所野学院中、咲くやこの花中、芦屋国際中等教育学校、佐賀県立致遠館中 など

コラム: 『中高一貫校って?』
従来の6・3・3制以外にも学校の選択肢を広げるために、平成11年4月より中高一貫教育制度が導入されました。 この制度に従い、中高一貫の教育を行う学校を「中高一貫校」といいます。
私立・国立・公立を合わせ、全国に334校(平成20年4月時点)。
特に近年では、学費の安い公立中高一貫校の人気が高まっています。
形態別では、以下の3タイプに分類されます。

・ 中等教育学校(全員が6年間の一貫教育を受ける)

・ 併設型一貫校(一貫教育の一方で、高校時からも生徒募集を行う)

・ 連携型一貫校(既存の中学・高校が連携を深め、一貫教育を行う)


(文部科学省「高等学校教育の改革に関する推進状況について」)

受験準備はどうやってすればいいの?

【準備を始める時期】

4科目受験の場合、その準備には3年程度が必要とされます。
そのため、中学受験を行った家庭の多くが小学4年生ごろから準備を開始しているようです。
学習塾でも、新4年生を対象に、3年生の末からスタートする受験カリキュラムを組んでいるところが多くなっています。

【塾に通うことの意味】

塾に通った場合、自宅で独自の受験対策を行うよりも、より多くの情報が得られる点がメリットとして挙げられます。
 
カリキュラムや料金はそれぞれの塾によって違いますので、お子様の性格や学習状況に合った塾を選ぶことが大切です。
詳細は各塾までお問い合わせください。